夜にパソコンを使うと、マウスのカチカチ音が思った以上に響きます。ロジクールのM220は、そのクリック音を小さくした静音のワイヤレスマウスです。
寝室の横の部屋で毎晩使ってみて、静かさは十分でした。一方で、手の大きさによっては合わないことも分かったので、良かったところと気になったところを分けて書きます。
ロジクール M220はどんな静音ワイヤレスマウスか

M220は、ロジクールの「サイレント ワイヤレスマウス」です。USBに小さな受信機を挿してつなぐ、3ボタンの小型静音マウスです。同じロジクールの普通のマウスと比べて、クリック音を90%以上小さくしたとメーカーが案内しています。
主なスペックは次のとおりです。
- サイズ 幅60mm 奥行99mm 高さ39mm
- 重さ 約75g(電池を含む)
- つなぎ方 USB受信機による2.4GHz無線
- 電池 単3形乾電池1本
- 電池のもち 最大18か月
- ボタン 左右クリックとホイールの3つ
- 読み取り方式 光学式 1000dpi
- 形 左右対称で左手でも使える
- 対応OS WindowsとMac
- 付属品 受信機 単3形乾電池1本 説明書
色はグレーやオフホワイトなど何色かあります。Amazonで売られているグレーのM220CGは、保証が3年付いたモデルです。Bluetoothには対応していないので、USB-Aの差し込み口が無いパソコンでは変換アダプターが必要になります。
M220を使って良かったところ
一番良かったのは、夜中にクリックしても音がほとんど聞こえないことです。静かな部屋でもキーボードの音のほうが目立つくらいで、マウスの音を気にしなくなりました。
静音マウスでもクリックした手応えは残る
M220のクリックは、押すと小さく「コッ」と返ってきます。前に使っていた普通のマウスのカチッという音とは違い、隣で寝ている家族を起こすような音ではありません。
静音マウスの中には、押した感じがほとんど無いものもあります。M220は軽い力で押せるうえに、指にはきちんと手応えが来ます。クリックできたかどうか迷うことはありませんでした。
受信機を挿すだけでM220はすぐ使える
電池を入れて受信機をUSBに挿せば、それだけで動きます。ソフトを入れたり、Bluetoothの設定を開いたりする必要はありません。
会社のパソコンのようにソフトを入れられない環境でも、そのまま使えるのは助かります。電源のスイッチは本体の裏にあり、持ち歩くときはオフにしておけます。
電池交換の回数が少ない
単3形乾電池1本で、最大18か月もつとメーカーが案内しています。毎晩2時間ほど使っていますが、半年たっても電池を替えていません。
口コミでも「電池が1年くらいもった」という声があります。充電を忘れて使えなくなる心配がないのは、乾電池式の良いところです。
75gの軽さで持ち歩きもしやすい
重さは電池を入れて約75gです。手首の力だけでスッと動かせるので、細かい作業でも手が疲れにくく感じました。
幅60mmと小さいので、ノートパソコンと一緒にカバンに入れても場所を取りません。外出先のカフェや図書館で、音を気にせずに使えるマウスがほしい人にも向いています。
M220で気になったところ
一番気になったのは、手の大きい人には本体が小さすぎることです。静かさに不満は無くても、握ったときの収まりで評価が分かれます。
手が大きいとM220は小指が余る
M220は幅60mm、長さ99mmの小型マウスです。手のひら全体でかぶせるように持つと、小指が机に当たったり、手首が机に付いたりします。
口コミでも「薬指と小指が浮く」「小指側が安定しない」という声が出ています。手の小さい人や女性からは「ちょうどいい」という声が多いので、手の大きさで評価がはっきり分かれるマウスです。
進む戻るボタンが無くカーソルの速さも変えられない
ボタンは左右クリックとホイールの3つだけです。ブラウザの進む戻るボタンが無いので、ページを戻るときはキーボードか画面のボタンを使うことになります。
カーソルの速さも本体では変えられません。速さを変えたいときは、パソコン側のマウスの設定で変えましょう。大きなモニターを2枚並べて使う人には、少し物足りないかもしれません。
ホイールは無音ではない
静音になっているのは、主にクリックの音です。ホイールを回したときのカリカリという小さな音は残ります。
口コミの中にも、ホイールの音や、ボタンによって音の大きさが違うという声がありました。夜の静かな部屋で耳を近づけると、ホイールの音は分かります。
長く使うとクリックの反応が悪くなるという声もある
口コミには「5年以上使って問題ない」という声がある一方で、「1年ほどでクリックの反応が悪くなった」という声もあります。電池の端子の接触が悪くなり、反応が途切れたという声も見かけました。
反応が悪くなったときは、まず電池を新しいものに替えて、端子に触れている部分を確かめてみてください。それでも直らないときは、保証期間のうちにメーカーに相談するのが早いです。
M220の使い方で迷うところ
M220は挿すだけで使えるので、迷うところは多くありません。最初に迷いやすいのは、受信機をどこに挿すかと、動かないときに何を確かめるかの2つです。
- 本体の裏のふたを開けて、単3形乾電池を入れる
- 受信機をパソコンのUSB-Aの差し込み口に挿す
- 本体の裏のスイッチをオンにする
- カーソルが動くか確かめる
カーソルの動きがときどき止まるときは、受信機をマウスに近い差し込み口に挿し直してみてください。デスクトップパソコンの裏の差し込み口だと、本体が間にはさまって電波が届きにくくなります。
ガラスの机や光沢のある面では、カーソルがうまく動かないことがあります。そのときは、マウスパッドを敷くだけで直ります。
M220が向いている人と向いていない人
M220は、クリック音を小さくしたい人で、手が小さめから普通くらいの人に向いています。
- 家族が寝ている時間にパソコンを使う人
- 図書館や静かなオフィスでマウスを使う人
- 手が小さめで小型のマウスが握りやすい人
- ソフトを入れずに挿すだけで使いたい人
- 左手でマウスを使う人
この4つに当てはまる人は、5ボタンの静音マウスや、Bluetoothに対応した静音マウスを選ぶほうが満足しやすいです。
M220は静かさを一番に考える人のための小型マウス
M220は、クリック音の静かさと、挿すだけで使える手軽さが良い静音ワイヤレスマウスです。ネットや書類作りが中心で、とにかく音を小さくしたいなら、M220で困ることはほとんどありません。
手の大きさが合うかどうかだけは、先に考えておくと安心です。手の長さが18cmを超える人は、もう少し大きい静音マウスも候補に入れてみてください。
スマホとPC周りのガジェットを10年以上追いかけているレビュアー。充電器やイヤホン、デスク周りの小物は自分で買って試してから書きます。「安くても使い勝手が悪いものは勧めない」が決まり。


