付属のUSB-Cケーブルが硬くて、カバンの中で丸まったまま戻らない。そんな不満から使い始めたのが、エレコムのMPA-CCECSS10WHです。被膜がシリコンでできた1mのType-Cケーブルで、最大100Wまで流せます。スマホとノートPCを1本で充電したい人に向けて、使ってみて分かった良いところと気になるところを書きます。
エレコム MPA-CCECSS10WHはどんな製品か
MPA-CCECSS10WHは、両端がType-Cで最大100Wまで充電できるシリコン被膜のケーブルです。エレコムの「なめらか」シリーズのひとつで、色はホワイトです。
- 型番:MPA-CCECSS10WH
- コネクタ:USB Type-C(オス)とUSB Type-C(オス)
- 長さ:約1m(コネクタ部分を除く)
- ケーブルの太さ:約4.2mm
- 最大出力:100W(USB Power Delivery対応)
- データ転送:USB2.0(最大480Mbps)
- 被膜:シリコン
- コネクタ:アルミの外装
- 映像出力:非対応
- 保証:1年
同じシリーズに、0.15m、0.3m、0.5m、2.0mの長さ違いもあります。iPhone 16シリーズでの充電はメーカーが確認済みです。
100Wで充電するには充電器も100W以上が必要
ケーブルが100W対応でも、充電器が30Wなら30Wでしか充電できません。ノートPCを速く充電したいなら、USB PDの65W以上の充電器と組み合わせてください。
スマホだけなら、20〜30Wの充電器で十分です。今の充電器の出力は、本体の裏に小さく書いてあるので一度見ておくと安心です。
MacBook Airなら30W前後、14インチ以上のノートPCなら65Wから100Wの充電器が目安になります。ケーブルの100Wは上限なので、どの充電器と組み合わせても問題なく使えます。
MPA-CCECSS10WHを使って良かったところ
使ってみて一番よかったのは、やわらかくてクセがつかないところです。丸めてカバンに入れても、取り出せばすぐまっすぐに戻ります。
巻きグセがつかずカバンの中で絡まない
前に使っていた付属のケーブルは、丸めておくと輪の形のまま固まっていました。MPA-CCECSS10WHは、ポーチから出したときにはもうまっすぐです。
イヤホンや充電器のケーブルと一緒に入れても、絡まって出てこないことがありません。毎朝ケーブルをほどく時間がなくなりました。
MacBook Airもスマホも1本で充電できる
100Wまで流せるので、MacBook Airの充電にも使っています。純正のケーブルと比べて、充電が遅いと感じたことはありません。
スマホ、タブレット、ノートPCを同じケーブルで充電できるので、出張のときはこれ1本と充電器だけを持って行きます。荷物からケーブルが2本減りました。
コネクタの裏に100Wと書いてあって見分けやすい
コネクタの裏には、出力のW数と規格が小さく印字されています。白いケーブルが何本もあると、どれが100W対応なのか分からなくなりますよね。これなら手に取ってすぐ見分けられます。
机の上でケーブルが暴れない
やわらかいので、ワイヤレスイヤホンのケースにつないでも、ケーブルの硬さでケースが浮きません。デスクの上で充電している小物が、ケーブルに引っぱられて動くこともなくなりました。
MPA-CCECSS10WHで気になったところ
気になったのは、白い被膜の汚れと、しっとりした手触りの好みが分かれるところです。使い方によっては合わない人もいます。
MPA-CCECSS10WHの白いシリコンは汚れが目立つ
使い始めて2か月くらいで、よく触る根元のあたりが少し灰色っぽくなってきました。シリコンはホコリも吸いつきやすいので、カバンのポケットに入れっぱなしだと気になります。
ウェットティッシュでふけば元に戻ります。汚れが気になる人は、月に1回ふくくらいのつもりでいたほうがいいです。
表面はさらさらではなくしっとりしている
触った感じは、つるつるではなく少ししっとりしています。机の上で引っぱると、少し引っかかる感じがあります。つるっとしたケーブルが好きな人には合わないかもしれません。
MPA-CCECSS10WHはモニターへの映像出力ができない
データ転送はUSB2.0なので、モニターにつないでも画面は映りません。ノートPCからモニターに映したい人は、映像出力に対応したケーブルを別に用意してください。
写真や動画の取り込みも、速さはUSB2.0の範囲です。大きな動画ファイルをよく移す人には遅く感じます。
強く引っぱると断線するのは普通のケーブルと同じ
口コミでは、寝ながら使っていて強く引っぱったあとに充電できなくなった、という声がありました。やわらかいぶん曲げには強いですが、強く引っぱる使い方には向きません。
MPA-CCECSS10WHの長さは1mと2mどっちを選ぶか
カバンに入れて持ち歩くなら1m、ベッドやソファから届かせたいなら2mがおすすめです。
1mあれば、机の上のコンセントからノートPCまでは十分に届きます。モバイルバッテリーとつなぐなら、0.3mや0.5mのほうがカバンの中でかさばりません。
逆に、ベッドの横のコンセントから枕元まで届かせたいときは、1mだと足りないことが多いです。部屋で使うなら2mにしておくと、充電しながらスマホを持てます。
| 長さ | 向いている使い方 |
|---|---|
| 0.15m/0.3m | モバイルバッテリーとスマホをつなぐ |
| 0.5m | デスクの充電器からイヤホンや小物へ |
| 1.0m | 持ち歩き用とノートPCの充電 |
| 2.0m | ベッドやソファで充電しながら使う |
MPA-CCECSS10WHが向いている人と向いていない人
スマホとノートPCを1本のケーブルで充電したい人には、MPA-CCECSS10WHが向いています。反対に、映像出力やデータ転送の速さを求める人には向きません。
- スマホとノートPCを同じケーブルで充電したい人
- カバンの中でケーブルが絡むのが嫌な人
- 硬いケーブルでイヤホンケースや小物が動くのが気になる人
- ノートPCからモニターに映像を出したい人
- 大きな動画ファイルをよくPCに移す人
- 白いケーブルの汚れが気になる人
MPA-CCECSS10WHはケーブルを1本に減らしたい人向け
MPA-CCECSS10WHは、やわらかさと100Wの出力で、持ち歩くケーブルを1本にできる製品です。白の汚れと、映像が出せないところだけ先に知っておけば困りません。
スマホ用、ノートPC用とケーブルを分けて持っているなら、1本にまとめてみてください。カバンの中が少しすっきりします。
スマホとPC周りのガジェットを10年以上追いかけているレビュアー。充電器やイヤホン、デスク周りの小物は自分で買って試してから書きます。「安くても使い勝手が悪いものは勧めない」が決まり。



