夜中に何度も目が覚めるのに、朝になると覚えていない。それを数字で知りたくて、Xiaomi Smart Band 10を毎晩着けて寝ています。
睡眠計測の中身、電池のもち、寝るときの着け心地、使ってみて困ったところまで、Smart Band 10のレビューとして順番に書きます。
Xiaomi Smart Band 10はどんなスマートバンドか
Smart Band 10は、Xiaomiの細長い画面のスマートバンドです。心拍、睡眠、血中酸素、ストレスを24時間記録できて、充電は最大21日もちます。
主な仕様は次のとおりです。
- 画面:1.72インチの有機EL、212×520ピクセル、最大1500nits
- 大きさ:46.57×22.54×10.95mm
- 重さ:15.95g(バンドを除く)
- 電池:最大21日(常時表示ありだと最大9日)
- 防水:5ATM(温かいシャワーやサウナは不可)
- センサー:心拍と血中酸素の光学センサー、加速度、ジャイロ、環境光
- 対応スマホ:Android 8.0以降、iOS 12.0以降
- アプリ:Mi Fitness
- ないもの:マイク、スピーカー、GPS
ひとつ前のSmart Band 9と比べると、画面が1.62インチから1.72インチに大きくなり、明るさが1200nitsから1500nitsに上がりました。電池の容量と、睡眠計測のできることは大きく変わっていません。
Xiaomi Smart Band 10を使って良かったところ
いちばん良かったのは、毎晩の睡眠計測が抜けずに続いていることです。軽さと電池のもちがあるので、外して寝る理由がありません。
Smart Band 10の睡眠計測は寝た時刻がずれにくい
朝アプリを開くと、寝ていた時間、浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠、目覚めの時間がグラフで出ます。100点満点の睡眠スコアも付きます。
前に使っていた安いバンドは、ソファで動画を見てじっとしているだけで「睡眠」と記録されることがありました。Smart Band 10にしてから、そういう記録はほとんど出ていません。寝た時刻も、自分の感覚との差は10分くらいです。
夜中に起きた時刻もグラフで分かります。自分の場合は、毎晩3時前後に1回目が覚めていることが分かりました。寝る前にお茶を飲むのをやめたら、目が覚める回数が減りました。
Smart Band 10の電池は睡眠記録をオンでも約2週間
睡眠の細かい記録と、寝ている間の呼吸の記録をオンにして使っています。この設定だと電池の減りが早くなりますが、それでも残り20%の知らせが来るのは2週間弱たってからでした。
充電は、本体の裏に磁石でくっつけるケーブルで、バンドを外さずにできます。お風呂に入る前につないでおけば、上がるころにはかなり戻っています。夜に充電を忘れて睡眠計測が抜ける、ということがほぼありません。
16gのSmart Band 10は寝返りでも気にならない
本体の重さは15.95gです。腕時計型のスマートウォッチを着けて寝ていたときは、横向きになると手首の骨に当たって、夜中に外していました。
Smart Band 10は幅が22.54mmと細いので、横向きでも手首に当たる感じがほとんどありません。布団に入って10分もすると、着けていることを忘れます。
Smart Band 10の画面は日なたでも通知が読める
画面が明るいので、晴れた日の外でもLINEの通知の送り主と最初の数行が読めます。細長い画面でも、文字の大きさに困ったことはありません。
寝るときは、夜の時間帯に画面が暗くなるように設定しています。寝ている間に通知で画面が明るく光って起きる、ということはありませんでした。
Xiaomi Smart Band 10で気になったところ
気になったのは、操作が画面だけでできていることと、ほかのアプリとデータをつなぎにくいことです。値段を考えれば納得できる範囲ですが、買う前に知っておくと安心です。
Smart Band 10は物理ボタンがなく操作は画面だけ
Smart Band 10にはボタンがありません。すべて画面のタップとスワイプで操作します。
時計や通知を見るだけなら困りません。ただ、設定の奥のほうにある項目を変えるときは、何度もスワイプすることになって少し面倒です。濡れた手だと画面が反応しにくいこともありました。
Smart Band 10の睡眠データは他のアプリに送りにくい
睡眠のデータはMi Fitnessのアプリで見ます。口コミでは、ほかの体重計や健康アプリとデータをまとめたいのに、つながらないという声がありました。
Mi Fitnessだけで睡眠の記録を見るなら問題ありません。体重や血圧と一緒に1つのアプリで管理したい人は、つなげたいアプリが対応しているかを先に確かめてください。
常時表示をオンにすると電池は5日ほどになる
画面をずっと表示しておく設定にすると、電池の減りがかなり早くなります。公称でも最大9日で、使っている人の声では5日くらいという話が多いです。
正直、最初は常時表示にしていたのですが、充電の回数が増えて睡眠計測が抜けた日がありました。腕を上げたときだけ画面がつく設定に戻してからは、2週間近くもっています。
Smart Band 10は通話も音声操作もできない
Smart Band 10には、マイクもスピーカーもありません。手首で電話に出たり、声でアラームをかけたりはできません。GPSもないので、ランニングの道のりはスマホを持って走ったときだけ記録されます。
Xiaomi Smart Band 10の使い方で迷うところ
睡眠計測をしっかり取るなら、アプリで睡眠の設定を2つオンにして、バンドを少しきつめに締めるのがおすすめです。
Smart Band 10で睡眠計測を始めるときの設定
- スマホにMi Fitnessを入れて、Smart Band 10とつなぐ
- アプリの健康の設定から、睡眠の細かい記録をオンにする
- 同じ画面で、寝ている間の呼吸の記録をオンにする
- 本体の設定で、夜の時間帯は画面が暗くなるようにする
2と3をオンにすると、眠りの段階や呼吸の様子がより細かく出ます。そのぶん電池は減りやすくなりますが、2週間近くはもちます。
バンドの締め具合は指1本が入るくらいにする
バンドがゆるいと、心拍がうまく読めずに睡眠計測の記録が乱れます。手首とバンドの間に指が1本入るくらいの締め具合にしてください。
着ける位置は、手首の骨より少しひじ側がおすすめです。骨の上だと、すき間ができやすくなります。
振動のアラームで家族を起こさずに起きられる
アラームは本体の振動で知らせてくれます。音が鳴らないので、同じ部屋で寝ている家族を起こしません。思っていたより振動がしっかりしていて、寝坊したことは今のところありません。
Smart Band 10が向いている人と向かない人
睡眠計測を安く始めたい人と、毎晩着けて寝られる軽さを大事にしたい人には、Smart Band 10がおすすめです。
- はじめてスマートバンドで睡眠を記録してみたい人
- 腕時計型を着けて寝ると、手首が痛くなる人
- 充電は2週間に1回くらいで済ませたい人
- iPhoneとAndroidのどちらでも使えるものがほしい人
反対に、次のような人にはほかのスマートウォッチのほうが向いています。
- 手首で電話に出たい人、声で操作したい人
- スマホを持たずにランニングの道のりを記録したい人
- 体重や血圧のデータと睡眠を1つのアプリでまとめて見たい人
- 睡眠の結果から休んだほうがいい日まで教えてほしい人
最後の項目は、Smart Band 10の睡眠のアドバイスが一般的な内容にとどまるためです。回復の度合いまで数字で見たいなら、GarminのvivoactiveシリーズのようなBody Batteryがあるモデルが合います。
Smart Band 10は睡眠計測を続けたい人の1台
Smart Band 10を使ってみて分かったのは、睡眠計測は「毎晩続くかどうか」で役に立つかが決まるということです。15.95gの軽さと2週間近くもつ電池のおかげで、記録が抜けた日はほとんどありません。
ボタンがない操作や、ほかのアプリとつなぎにくい点は気になります。それでも、睡眠のくせを知るための1台目としては、今のところ困ったことがありません。夜中に起きている時間が気になるなら、まずは1週間着けて寝てみてください。
毎晩着けて寝られる軽いスマートバンド
スマホとPC周りのガジェットを10年以上追いかけているレビュアー。充電器やイヤホン、デスク周りの小物は自分で買って試してから書きます。「安くても使い勝手が悪いものは勧めない」が決まり。




