ケーブルを挿しても充電が始まらない。角度を変えるとやっとつながる。こうなったときは、充電口の奥にたまったほこりが原因のことが多いです。スマホの充電口の掃除は、やり方さえ守れば自分で5分ほどでできます。壊さずに掃除する順番と、やってはいけないことを紹介します。
スマホの充電口は電源を切ってつまようじで手前にかき出す
充電口の掃除は、電源を切ってから、つまようじで奥のほこりを手前にかき出すのが基本のやり方です。ポケットやバッグの中で入った糸くずが、ケーブルを挿すたびに奥へ押し込まれて固まります。
固まったほこりは、ケーブルの先が奥まで届くのをじゃまします。そのため「挿したのに充電されない」「少し動かすと切れる」といったことが起きます。
必要なのは、明るいライトと、先のとがったプラスチック製のつまようじだけです。木製のつまようじでもできますが、先が折れて中に残ることがあるので、力を入れないようにしてください。
充電口の掃除が必要なスマホに出る3つのサイン
ケーブルの手応えがゆるい、角度で充電が切れる、奥に灰色のかたまりが見える。このどれかがあれば掃除のタイミングです。
【差し込み】充電ケーブルのカチッという手応えがなくなる
新しいうちはケーブルを挿すとカチッと止まります。ほこりがたまると奥まで入らなくなり、手応えがふわっと軽くなります。ケーブルの金属の部分が少し見えたままになっていたら、奥に何か詰まっています。
【充電】ケーブルを動かすとスマホの充電が止まる
置いたまま充電していて、スマホを持ち上げた瞬間に充電の表示が消える。ケーブルを下に押さえると充電が始まる。これは端子どうしがしっかり触れていないときに出る動きです。
【見た目】ライトで照らすと充電口の奥に灰色のほこりが見える
スマホのライトや懐中電灯で充電口を照らしてみてください。奥の壁に灰色のほこりが層になってついていたら、それが充電を止めているかたまりです。
| 気づくこと | 考えられる原因 | まずやること |
|---|---|---|
| ケーブルが奥まで入らない | 奥にほこりが固まっている | 充電口の掃除 |
| 角度で充電が切れる | ほこりかケーブルの傷み | 別のケーブルで試す |
| 液体検出の表示が出る | 充電口が濡れている | 掃除せずに乾かす |
充電口を掃除する前にケーブルと充電器を替えて試す
掃除を始める前に、別のケーブルと別の充電器で一度つないでみてください。原因がケーブル側なら、充電口をいじらずに済みます。
ケーブルは、毎日の抜き差しで根元が折れたり、先の端子がすり減ったりします。家族のケーブルや、パソコンのUSBにつないで充電できるなら、ケーブルか充電器の問題です。
どのケーブルでも同じように切れるなら、スマホ側の充電口が原因と考えられます。そこで初めて掃除に進みます。この順番にしておくと、必要のない掃除で端子を傷める心配がなくなります。
スマホ充電口の掃除のやり方5ステップ
電源を切る、ライトで見る、空気で飛ばす、つまようじでかき出す、充電して確かめる。この5つを順番にやります。
ステップ1 スマホの電源を切ってケースを外す
電源を入れたまま金属の部分に触れると、ショートすることがあります。必ず電源を切ってください。ケースも外しておくと、充電口の周りがよく見えます。
ステップ2 ライトで照らして充電口の汚れの位置を見る
充電口を斜めから照らして、ほこりがどこにたまっているかを確かめます。よく見えないときは、スマホのカメラで充電口を撮って拡大すると分かりやすいです。
ステップ3 ブロアーで充電口の手前のほこりを飛ばす
手で押して風を出すブロアーを、充電口の入り口に向けて2〜3回だけ押します。ゆるいほこりはこれで出てきます。スプレー式のエアダスターは風が強く、ほこりを奥に押し込むことがあるので避けたほうがいいです。
ステップ4 つまようじを壁に沿わせて手前にかき出す
つまようじの先を充電口の奥の壁に軽く当てて、手前に向かってなでるように動かします。奥に押し込む向きには動かしません。1回で取ろうとせず、少し取ってはライトで見るのを繰り返します。
ステップ5 掃除のあとにケーブルを挿して充電できるか確かめる
ほこりが出なくなったら電源を入れて、ケーブルを挿します。カチッと止まって、少し動かしても充電が切れなければ掃除は完了です。
まだ手応えがゆるいときは、ステップ2に戻ってもう一度奥を照らします。2〜3回くり返しても変わらなければ、無理に続けずに次の見出しの相談先を見てください。
スマホの充電口の掃除でやってはいけない4つのこと
金属の道具を使う、液体を入れる、綿棒を奥に押し込む、濡れたまま掃除する。この4つは充電口を壊す原因になります。
- SIMピンや安全ピンなどの金属を入れる。中の端子を曲げたり、ショートさせたりします
- アルコールや水を充電口に入れる。Appleは開口部に水分が入らないようにと案内しています
- 綿棒を奥まで押し込む。綿の繊維がほどけて中に残ることがあります
- 液体検出の表示が出ているときに掃除する。濡れた状態でいじると端子がさびる原因になります
ボンドやスライムを入れて汚れを取るやり方も見かけますが、中に残ると取り出せなくなります。充電口には使わないでください。
掃除しても充電できないスマホは修理店かメーカーに相談する
充電口をきれいにしても充電できないなら、端子そのものが曲がったり傷んだりしている可能性があります。そこから先は、自分でいじるほど直すのが難しくなります。
落としたあとから充電しにくくなった、水にぬらしたことがある、充電口のあたりが熱くなる。こうした心当たりがあるときは、掃除を続けずに相談しましょう。
iPhoneならAppleの正規サービスや正規の修理店、AndroidならメーカーかSIMを契約している携帯会社の窓口が相談先になります。
修理に出すときは、データが消えることもあるので、先にバックアップを取っておきましょう。iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleのバックアップで写真や連絡先を残せます。
保証期間や補償サービスに入っているかで料金が変わるので、先に契約内容を確かめておくと相談がスムーズです。
スマホの充電口にほこりをためないために続けたいこと
月に1回ライトで充電口をのぞき、使わないときは防塵キャップをしておくと、ほこりがたまりにくくなります。
スマホをズボンのポケットに入れる人は、充電口を上に向けて入れるだけでも入る糸くずが減ります。ワイヤレス充電に対応しているスマホなら、ふだんはワイヤレスで充電して、ケーブルを挿す回数を減らすのもおすすめです。
充電が不安定だと感じたら、まずは電源を切ってライトで充電口の奥をのぞいてみてください。灰色のほこりが見えたら、つまようじで手前にかき出すところから始めましょう。
スマホとPC周りのガジェットを10年以上追いかけているレビュアー。充電器やイヤホン、デスク周りの小物は自分で買って試してから書きます。「安くても使い勝手が悪いものは勧めない」が決まり。





