マグセーフ ケースの磁石の強さは厚みで決まる|家でできる確かめ方

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車載ホルダーに付けたiPhoneが、段差のたびにずり落ちる。マグセーフ(MagSafe)のケースを使っているのに、磁石が弱いと感じる人は多いです。原因は磁石そのものより、ケースの厚みや、間にはさまったものにあることがほとんど。家で磁力を確かめる方法と、ケースを選ぶときに見るところを順番に紹介します。

マグセーフケースの磁石の強さはケースの厚みで変わる

MagSafe対応ケース

マグセーフの磁石の強さは、ケースの厚みでほぼ決まります。MagSafeはiPhone 12以降の背面に入っている円形の磁石で、充電器やカードケースをここに吸い付けます。ケースを付けると、iPhoneとアクセサリーの間にすき間ができます。このすき間が広いほど、磁力は弱くなります。

マグセーフ非対応のケースは磁石がほとんど効かない

ふつうのケースには磁石が入っていません。iPhone本体の磁石とアクセサリーの間に1mmから2mmのすき間ができるだけで、カードケースのような軽いものでも落ちやすくなります。

MagSafe対応ケースは、ケースの背面にも円形の磁石が入っています。iPhone側とアクセサリー側の両方に磁石が当たるので、ケースを付けたままでもしっかり付きます。マグセーフを使うなら、ケースは「MagSafe対応」と書かれたものを選びましょう。

対応ケースでも厚さ2mmを超えると磁力が落ちやすい

MagSafe対応ケースでも、背面が厚いと磁力は落ちます。目安は、磁石が入っている背面の厚さが2mm前後までです。耐衝撃の分厚いケースや、背面にクッションが入っている手帳型は、これより厚くなりがちです。

厚さは、ケースの端ではなく、円形の磁石のまわりで見てください。端だけ厚くて真ん中が薄いケースなら、磁力はあまり落ちません。

マグセーフケースの磁石が弱いと感じる5つの原因

磁石が弱いと感じたら、ケースを買い替える前に次の5つを確かめてください。ケースを替えなくても直ることがあります。

  1. ケースがMagSafe非対応 商品名に「ワイヤレス充電対応」とだけあって、MagSafe対応とは書かれていないケースです。
  2. 背面が厚い 耐衝撃ケースや手帳型ケースで、磁石のまわりが2mmを超えているものです。
  3. 磁石の位置がずれている ケース側の磁石が、iPhone本体の磁石と重なっていないケースです。安いケースや、別の機種用のケースで起きやすいです。
  4. 間に何かはさまっている ケースの内側に入れたカードや、ホコリ、金属の粉です。
  5. 後付けのシールで代用している 非対応ケースに貼る磁石シールは手軽ですが、専用ケースより磁力は弱くなります。

見落としやすいのは、4番目の「間に何かはさまっている」です。ケースの内側にICカードを入れていると、そのぶん距離ができて磁力が落ちます。ケースを外して、内側を乾いた布で拭くだけで付き方が変わることもあります。

ケースの内側に交通系ICカードを入れている人は、まずカードを抜いてから磁力を試してみてください。それで強くなるなら、原因はケースではなくカードです。

家でできるマグセーフの磁石の強さの確かめ方

MagSafe対応ケース

マグセーフケースの磁力は、振る、傾ける、ずらすの3つで確かめられます。測る道具はいりません。手持ちのMagSafeアクセサリーを1つ付けて、次の順番で試してください。

  1. アクセサリーを付けたiPhoneを持ち、手首を軽く上下に3回振る
  2. iPhoneを横向きにして、ゆっくり90度まで傾ける
  3. アクセサリーを指で横に押して、どれくらいの力でずれるかを見る
  4. MagSafe充電器に付けたまま、5分ほど充電が途切れないかを見る

1と2でずれたり外れたりするなら、車載ホルダーやスタンドに使うには磁力が足りません。3は、ケースを替えたときに前のケースと比べるのに役立ちます。

4は、磁石の位置がずれていないかの確認です。充電マークが何度も消えたりついたりするなら、ケース側の磁石が本体とずれている可能性があります。

この方法は、あくまで今のケースと別のケースを比べる目安です。外れたときにiPhoneを落とさないよう、ベッドやソファの上で試してください。

磁力の表記「g」と「N」は同じメーカーの中で比べる

ケースやアクセサリーの磁力の数字は、同じメーカーの商品どうしで比べるのが安全です。MagSafe関連の商品には「保持力1,500g」「磁力10N」のような表記があります。ところが、どう測った数字なのかは、メーカーごとにばらばらです。

「g」は、何gまでの重さを吊り下げられるかを表すことが多いです。「N」は力の単位で、1Nはおよそ102gぶんの重さにあたります。10Nなら約1kgです。

ただ、まっすぐ引っ張ったときの数字なのか、横にずらしたときの数字なのかで、結果は大きく変わります。違うメーカーの「1,500g」と「2,000g」を並べて、どちらが強いと決めるのはやめておきましょう。

使い方 外れやすい場面 ケースで見るところ
車載ホルダー 段差や急ブレーキ 背面の薄さと磁石の位置
カードケース ポケットからの出し入れ 横にずらしたときの強さ
スタンドや三脚 横向きでの動画撮影 傾けたときにずれないか
充電器 寝ている間の充電 充電が途切れないか

車載ホルダーで使う人は、表記の数字よりも、背面の薄さを優先してください。走っている間の揺れでずれるのは、数字の大小より、すき間の広さで決まることが多いからです。

磁石が強いマグセーフケースで気をつけたいこと

MagSafe対応ケース

磁石が強いケースほど、カードと医療機器には気をつけてください。強い磁石は、iPhoneにアクセサリーをしっかり付けるのに役立ちます。その一方で、近くにあるものに影響することがあります。

クレジットカードはiPhoneと充電器の間にはさまない

Appleは、クレジットカードやセキュリティバッジ、パスポートを、iPhoneとMagSafe充電器の間にはさまないよう案内しています。磁気ストライプやICチップが傷むおそれがあるためです。

カードを入れられるケースを使っている人は、充電の前にカードを抜いておきましょう。抜くのが面倒なら、カードが背面と充電器の間に来ない位置に入れ直してください。

ペースメーカーを使っている人は15cm以上離す

Appleのサポートページでは、医療機器から15cm以上、ワイヤレス充電器を使っているときは30cm以上離すよう案内しています。胸ポケットにiPhoneを入れるのは避けたほうがいいです。必要な距離は機器によって違うので、かかりつけの医師や医療機器のメーカーに確かめてください。

後付けの強い磁石はカメラに影響が出ることもある

MagSafe対応ではない後付けの強い磁石を、カメラの近くに貼ると、ピントが合いにくくなったという声もあります。磁石シールを貼るときは、カメラから離れた位置に、円形の磁石の場所に合わせて貼りましょう。

マグセーフの磁石の強さで選ぶなら薄い対応ケースから

磁石の強さを重視するなら、背面が薄いMagSafe対応ケースを選んでおけば大きく外しません。ここまでの内容を、使い方ごとにまとめるとこうなります。

車載ホルダーで使う人 背面2mm前後までの薄いMagSafe対応ケース
カードケースを付けたい人 ケースの内側にはカードを入れない
手帳型ケースが好きな人 MagSafe対応と書かれた手帳型を選び、充電の前にカードを抜く
今のケースを使い続けたい人 振る、傾ける、ずらすの3つで磁力を確かめてから決める

今のケースで磁石が弱いと感じたら、まずケースを外して内側を拭き、はさまっているカードを抜いてみてください。それでも車載ホルダーで落ちるなら、そのときが薄い対応ケースに替えるタイミングです。

この記事のアドバイザー
あすみ
スマホとPC周りのガジェットを10年以上追いかけているレビュアー。充電器やイヤホン、デスク周りの小物は自分で買って試してから書きます。「安くても使い勝手が悪いものは勧めない」が決まり。
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